シマトネリコの育て方 剪定や植え替え

2023年12月9日

シマトネリコ

シマトネリコは、住宅の庭にシンボルツリーとして植えられたり、生け垣の一部として目にしますよね。

以前はなかったはずなので、この20年くらいの間に急速に普及した観葉植物です。

その涼しげな外観に加え、耐寒性や耐陰性も兼ね備え、関東より以西では非常に多くのマンションや住宅で使われるようになっています。

また、洋風建築とデザインがマッチすることからも重宝されているようですね。

放っておくとあっと言う間に成長してしまうため、毎年剪定が必要なところが難点ですが、僕もお気に入りの植物のひとつです。

水やり

地植えの場合は夏の間雨が降らない日が長引く場合は散水が必要ですが、それ以外は必要ありません。

植木鉢で育てている場合は、他の植物同様土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。特に夏場はすぐに水切れするため、30度以上ありそうな日は朝晩水をやります。

肥料

春と秋に液肥を薄めて月に一度やっています。

いつも使っているハイポネックスの液肥を薄めて使っています。3Lくらい入るジョウロにキャップ1杯くらいの液肥を入れて適当にかけています!これでも全然大丈夫!

日当たり

日当たりのよい場所が好きですが、耐陰性もあり半日陰の場所でもよく育ちます。

植え替え

4月か5月、または9月か10月の時期に行います。

病害虫

ハマキムシに若い芽を食害されることがあります。大きな株ではそれほどの被害にはなりませんが、小さな株の場合春先にハマキムシにやられるとその後の成長が一時的にストップします。

その他、スズメガの幼虫の被害も発生します。ころころした硬くて黒い糞が落ちていたらまず間違いなくスズメガが葉を食べています。

こういった幼虫は見つけ次第捕殺します。

さらに心配な場合は住友化学園芸 ベニカXスプレー 1000mlなどの殺虫剤を散布します。

シマトネリコは意外と害虫にやられやすいので、こちら駆除方法の記事も参考にご覧ください。

シマトネリコの害虫 ハマキムシとスズメガの駆除

 

ここからは僕のシマトネリコの剪定や生育期です。

シマトネリコの剪定 その1

シマトネリコの剪定

2013年頃のシマトネリコです。

気温も15度くらいに上がってきました。 街路樹もそろそろ芽がでているようでしたので、うちのシマトネリコもざっくり剪定してやりました。   ポイントは真ん中を一番高く残して、周りの木を短く剪定すること。 こうすると葉が茂ったときかっこよくなります。 お楽しみに!

 

シマトネリコの剪定その後

シマトネリコ全景

剪定後半年くらいの姿です、もうすっかり葉が生えていますよね。

シマトネリコは強い植物なので、ばっさり丸坊主に切り戻しても全然大丈夫です。

 

シマトネリコが枯れてきた

シマトネリコ

あれ?なんかおかしい。ベランダに置いているシマトネリコが枯れてる!

しかも枯れていない葉っぱも艶が無くなっている。これは!!

水やりを忘れていましたー!!

購入してから3年、一度も水を切らしたことがなかったのですが、一年でも最も成長して水を欲するこの5月の大失態です。

GWに旅行に行ったり、ベランダにしばらく出なかったものだからすっかり忘れていました。

慌てて2週間分くらいの水をあふれるほどやりましたが、シマトネリコは水切れをおこすとあっという間に葉が枯れて落ちてしまうのです。

あやうしシマトネリコ。

シマトネリコの水やりでは、基本的に昼間の気温が25度以上になってきたら、毎日たっぷりやる必要があります。

また、真夏の30度を超えるような日の場合は朝晩と1日2回水をたっぷりあげます。

シマトネリコが枯れてきたと思ったら水やりが足りないと思ってください。

シマトネリコ水切れ

この写真は前日少し雨が降っていたので水やりを止めていたため、翌日の猛暑に耐えきれず葉先がしおれてしまった様子です。

 

半落葉シマトネリコ

なお、シマトネリコは半落葉樹です。

常緑と勘違いしている方も多いようですが、毎年秋になると葉っぱの2割くらいは上記の写真のように黄色くなって落ちていきます。

さらに、春の新芽が出てくる時期も古い葉を落とす傾向があり、このときも黄色い葉っぱが落ちます。

これらの状況を見て水が足りない!と勘違いされる場合もありますが、黄色くなって葉が落ちるのは自然の落葉です。

今回のように茶色くなっている場合は水不足です。

その点お間違いのないよう。

このように落葉樹であるシマトネリコは室内で育てるのは少し不向きだと思っています。葉っぱの掃除が大変ですから。

そのため鉢植えか地植えで外で育てた方がオススメです。

以上、落葉についてのまとめです。

葉が黄色くなって落ちる→自然の落葉

葉が茶色くなって落ちる→水不足の可能性大

 

シマトネリコの日焼け

シマトネリコ日焼け

ベランダに置いてあるシマトネリコですが、上の方の葉は日焼けしています。
ずっと外で育てているのに日焼けする理由がわかりません。
マンションの玄関にもこれと同じシマトネリコが植えられているんですが、それは全然日焼けしていないのです。
もしかすると、冬は夏よりベランダに差し込む日差しが多いので、日焼けするのかもしれません。。単純に太陽の強さではないのかも。

シマトネリコの剪定その2

シマトネリコ

2017年2月のシマトネリコです。

春が近くなったので、そろそろ今年のシマトネリコの形を決めなければなりません。

強剪定でもめきめき枝が伸びるシマトネリコですが、枝分かれして茂りすぎることで風通しが悪くなり害虫の被害にあうこともあります。

そのため、風通しを考えて剪定します。

写真は昨年ほとんどほったらかしにしていたシマトネリコです。

枝もあっちこっちに伸びて、混み合っています。実際のところ昨年は毛虫の被害があり、新芽がたくさん食べられました。

ことしはこの被害をふせぐためいまのうちに剪定します。

 

シマトネリコの剪定

上ではなく、横に向かっている枝は切り落とします。

これは枝が混み合う原因です。

シマトネリコの剪定

どうでしょう。

一生懸命剪定していたら日が暮れて写真が薄暗くなってしまいました。

最初の写真と比べて枝の向こう側の景色が透けてみえるようになりました。

 

シマトネリコの植え替え

シマトネリコの表土

気がつけば、うちのシマトネリコも3年は植え替えていません。

どうも最近表土を水が吸い込みずらいし、シマトネリコの葉がすぐにしおれてくると思っていたのですが、土の中に根がびっしりに違いありません。

見ての通り土の表面はカチカチです。

植え替えの適期は、4月・5月または9月・10月です。

 

シマトネリコの植え替え

ということで、植木鉢から引っ張りだそうとしましたが、まったく動きません。

植木鉢の周りを結構叩いてもダメです。

完全に根っこが張って動かないのです。こうなると、女性はもちろん男性の力でも絶対に抜けなくなります。

 

まずは、外側の土にスコップを入れてほぐしていきます。

土の表面にはびっしり根がはえています。スコップのなかなか入りませんが、仕方ないので根をちぎりながら突っ込んでいきます。

スコップは奥の方までは入らないので、その先は細長い固い棒などで土に穴を開けていくといいですよ。うちでは、古くなった園芸支柱を使って穴をたくさん開けています。結構力が要るので、やはり女性では大変かもしれません。

 

シマトネリコの植え替え

30分かかってやっと植木鉢からシマトネリコが抜けました。

見ての通り根がみっしりで、どこに土があるかわからないくらいです。

これでもガンガン成長するシマトネリコはやはりすごい生命力ですね。

 

シマトネリコの植え替え

植木鉢から抜いたのはいいのですが、古い根や土がからみついているので、これらをやはりスコップでほぐしていきます。

かなり固くてスコップが入らない場合は、選定バサミなどで根をどんどん切っていきましょう。

今回は全体の1/3程度の根を切りました。

シマトネリコは強い植物なので多めに根を切っても大丈夫です。

 

シマトネリコの植え替え

元の植木鉢にそのまま植え替えます。

本当は一回り大きい鉢に植え替えるべきですが、ベランダ栽培ゆえにこれ以上スペースを取れません。

鉢の底に、鉢底石を入れます。最近はネットに入ったものがあってこれをよく使っています。

 

シマトネリコの植え替え

最後に培養土を入れて完成です。

培養土は観葉植物の土で十分です。

自作される場合は、赤玉土6,腐葉土4くらいで大丈夫です。あとはお好み次第ですね。今回は保水や水はけも考慮して、市販の培養土に少し赤玉土を混ぜました。

そして、最後にたっぷり水をやってください。

今回根をかなり切りましたので、シマトネリコの吸水力は弱っているはずです。

なお、植え替えから1週間は朝晩必ずたっぷりの水をやってください。

シマトネリコの強さについて

シマトネリコ

シンボルツリーのシマトネリコ

この写真シマトネリコ株立ちの大木。うちのマンションのシンボルツリーです。

そのため我が家のベランダ正面からよく見えるのです。

これは6月の様子ですが、雨が降ったり日差しが強かったりシマトネリコの大好きな季節。

旺盛に葉が茂っている様子や、頂上部から新しい枝がどんどん伸びている様子がわかっていただけるかと思います。

毎年このシマトネリコは花を咲かせて種が落ちます。

そのため、地面にシマトネリコの芽がでているんですよ。

 

しかしこのマンションのシマトネリコも9月頃に業者さんが来て、ものの10分程で強剪定され丸裸になります。それでも1年後はこの姿ですから、いかにシマトネリコの生命力が強いかがわかっていただけると思います。

だいたいこれくらいの大木になると剪定してから1年後に新しい枝が1メートルから2メートル近く成長すると思ってください。シマトネリコの成長スピードはすさまじいのです。

 

そのため、シマトネリコを大きくしたくない方や、成長を止めたい方は夏の終わりに丸裸にするくらいの強剪定で切る必要があります。

なお、そこまでしたくない、冬の間も葉の緑を楽しみたい場合は、こまめに剪定する必要があります。

 

続いてこちらはシマトネリコの花です。

シマトネリコの花

近所のシマトネリコの大木に花が咲いているのを見つけたので撮影してきました。

うちのシマトネリコはまだ小さくて2mくらいしかありませんがこの木は巨大ですね。

シマトネリコは最低でも3mくらいに成長しないと花が咲かないと言われていますので、うちのはまだまだ咲かないですね。

 

また、シマトネリコは雌の方の木にしか花が咲きません。どこで雌雄を見分けるかはわかりませんが、花が咲けばメスと言うことで・・

枝先に白いふんわりした感じで花が咲いているのがわかると思います。

 

シマトネリコの花

こちらはまだつぼみの状態ですが、うちのマンションに生えているシマトネリコの花です。このシマトネリコも5mはあるかという大木なので毎年花を咲かせます。

 

シマトネリコの種

これが8月になるとこのように羽根が生えたような種になります。

これらはもう少しすると風で飛んであちこちに芽吹きます。恐るべしシマトネリコの繁殖力です。

花が咲く時期

6月から7月にかけて。

種ができる時期

8月から9月

夏に実がつくシマトネリコですが、東京の環境がいたくお気に入りなのか、種が落ちた後に簡単に繁殖している様をあちこちでみることができます。

マンションのシンボルツリーとして植えられることが増えたので、皆さんのお近くのシマトネリコの根元にも新しい芽が芽吹いているかもしれません。

シマトネリコの若木

こちらは駐車場の床面に植えられた玉竜のすき間におちた種が発芽して芽を出している様子です。すごい生命力を感じます。

シマトネリコ

こちらもシマトネリコから5mほど離れた別のマンションのすき間に生えたシマトネリコの若木です。

いずれも種が飛ばされて着床して元気に発芽しています。

特にこの場所はほとんど日当たりがない薄暗い場所。

それでも元気に育っているところを見ると、いかにもシマトネリコに耐陰性があるかがおわかりいただけるかと思います。

ご自宅のシマトネリコに花をみつけたら種をとって増やしてみるのも楽しいかもしれませんね!

 

冬のシマトネリコ

雪のシマトネリコ

今年の東京はとても寒くて、先週は写真のようにドカ雪が積もり、実は今日も朝の最低気温がマイナス3度という東京では考えられないような極寒となっています。

雪が積もっている街路樹はマンションのシンボルツリーとなっているシマトネリコ。

手前のベランダで雪をかぶっている葉っぱはうちのシマトネリコです。

 

昼間の気温も最高で4度しかないので植物にとっては過酷な環境なのですが。。

 

シマトネリコ

我が家のシマトネリコです。

 

シマトネリコはこのように秋口に剪定した場所から、冬の間も新しい若葉をどんどん出してきます。

いつものことながら、ものすごい生命力です。