山桜を育てる!サクラの盆栽を種から育てる方法

2023年12月9日

山サクラ盆栽

さて、今回は日本の心「サクラ」を育ててみたいと思います。

東急ハンズの盆栽展でみつけて、お手軽な盆栽セット・・

なんと、種から山桜を育てることができるとか!

 

もちろん、苗から育てた方が断然速く花が咲きますし、いきなり盆栽ぽくなるけど。

一から育てるというのもなかなか面白そう。

ということで、一つネットで購入してきました。

染付小紋盆栽栽培セット 桜

しかし、花が咲くのに4年かかるとか説明書に書いてあります・・

 

 

盆栽セットを開封

この山桜盆栽セットですが、このような内容になっています。

「植木鉢」「種」「網」

山桜盆栽セット

 

種を冬眠させる

サクラの種を冷蔵庫にいれる

ここで驚愕の事実が判明しました。

なんと、自然と同じ環境にするため桜の種を冬眠させる必要があるとか!!

種を「1~3ヶ月冷蔵庫に入れないさい」と書いてあります。

そういえば、どんぐりを育てる時も一冬来させて発芽させましたが、それと同じですねー。

仕方ありません。とりあえず冷蔵庫に種を入れて1ヶ月待ちましょう!

隣に納豆がありますね。ちょっと不思議です。

桜の発芽

桜の芽

2015年6月。

冷蔵庫から出してから、鉢にラップをかけて室内の明るい場所においておきます。

表面が乾かないように時々霧吹きをかけてやります。

これで本当は桜の芽が出るはずなのですが・・

 

全く出ない。

約3ヶ月ほど室内で管理しましたが、カビが生えてきたりして、もうダメだなと。

そこでラップをとり、外のベランダに放置することにしました。これが夏のことです。

それでも出ない。。

季節も秋に成り、冬になりすっかり諦めていましたが、

何と!

翌年2016年4月になって突然芽が出ました!完全放置だったのに。植物は不思議です。

剪定

山桜盆栽

2016年9月の山桜盆栽です。

夏の間にぐんぐん桜の幹が伸びていったのですが、この鉢とバランスが悪すぎるために、

先日ばっさり剪定しました。

結局種は2つだけ芽が出ました。桜の花が咲くにはあと3年くらいは必要かなと思います。

桜は落葉樹だから、このまま秋になると葉が落ちるのかもしれません。

 

はじめての紅葉

山桜の紅葉

2016年11月の山桜盆栽です。

今年は秋をあまり感じないくらいで急に冬が来たような季節でした。

そのせいか、この2,3日でぐっと葉っぱが色づきました。

小さくてもやはり桜ですね。

 

冬越し

冬の桜盆栽

2017年1月の山桜盆栽です。

冬の間も同じ場所(エアコンの室外機の上)に置いています。

日当たりは相変わらずよくなくて、午前中に2時間くらい日が当たります。

水やりはこれまでどおり土の表面が乾いたらたっぷりあげています。

でも外気が低いのでそれほど蒸発しません。だいたい1週間に1回くらい水をあげています。

 

苔付け

2017年2月の山桜盆栽です。

近くにあったガジュマル盆栽の苔から胞子嚢がたくさんでていたので、サクラ盆栽にも移植してみようと思います。

ピンセットで苔と胞子を一緒に掘り起こします。

苔付け

桜盆栽の苔移植

適当に苔を表面に置いて、ちょっと強めに指で押しつけます。

苔は強い植物なので押しても大丈夫。

苔の貼り付け

今回は土の表面全体には苔を貼りませんでした。

というのも少しだけ貼ってどういう風に増えていくかを観察するのも楽しいからです。

また今回貼った苔がこの山桜盆栽の環境に合うかどうかもわかりません。未知の苔が突然生えることもあるし。そういうのもまた楽しいですよね。

2年目の山桜

山桜盆栽

2017年4月の山桜盆栽です。

春になってついに2年目の葉が出てきました。もちろんまだ花は咲きません。。

実は今年は一度葉が出かかってから全部枯れ、また葉が出てくるという不思議な芽吹きとなりました。

もうダメかと思いましたがなんとか復活。

しかし、この盆栽2本桜が植わっているのですが、小さい方は結局葉っぱがでませんでした。

実は春先に植木鉢が気に入らなくなって、2回変えるという暴挙に出たせいではないかと思っています。環境が変わって桜もびっくりしたか。。

2年目の桜盆栽 秋の様子

桜盆栽の紅葉

2年目の山桜盆栽、11月後半の様子です。

すっかり紅葉していまして、赤い葉がすでに寂しい気配ですね。

今年は少しだけ背が伸びたのですが、結局花もさかずに幹もそれほど太くなっていません。成長が伸び悩んでいるような。。

それでも立派に紅葉していますので、また来年に期待です。

3年目になりました。2018年8月の山桜盆栽

山桜盆栽

久しぶりの投稿です。。

今年は昨年の失敗を糧にして、いくら幹が伸びていっても剪定しないようにしていました。

その結果がこれです。。

かなり伸びました。しかも今年はできるだけ日光が当たる環境に置くようにして、葉っぱも緑が濃く力強いです。

また、成長しているときは2週間おきくらいに適時緩効性肥料をやっています。こちらの肥料を土の上にパラパラっとまくだけです。2,3ヶ月効果が持続します。

日光・肥料、やはりこの2つは重要なようです。

当たり前か!

 

しかし伸びすぎたせいでこのようにぐにゃりと曲がっている状態。

ここからは支柱をすべきか、これまでどおり自然のままに育てるか悩むところです。

 

とりあえず、現在はベランダの手すりに引っかけて育てているため、このように曲がっても大丈夫なのですが、この後どうするか、、、

 

 

種から育てる山桜の成育過程は随時ご報告します!

興味のある人はぜひ育ててみてください!