エアープランツ カプトメデューサが腐る?枯れる前に気をつける育て方
このエアープランツも7,8年前からあるやつです。
名前はカプトメデューサです。(たぶん)
といってもこれは子株が大きくなったもので、親株はすでに花を咲かせたあとに枯れてしまいました。
エアープランツは花を咲かせると子株を残して死んでいくんですねえ。
まるで鮭みたいです。
生きている間はほとんど飲まず食わずで生きているから、
花を咲かせたときに全精力を使ってしまうのかもしれません。
儚い。
最近購入したカプッツメデューサくんです。
先代に比べて大きさも重さも立派なのですが、ソーキングを失敗して、葉が蒸れてしまいました。
とりあえず乾燥させて一命は取り留めましたが、大変なことをしてしまいました・・
ちなみに、以下の写真は以前蒸らしすぎて腐ってしまったカプトメデューサです。葉先はまだ緑ですが、元の部分が茶色くなっているともうダメです。
カプトメデューサを枯らさない方法
ここからは管理人の経験からカプトメデューサを枯らさない方法についてご説明します。
カプトメデューサに限らずエアプランツは蒸れに非常に弱い性質があります。
特にカプットメデューサのような表面にトリコームと呼ばれる小さな白い毛がいっぱい生えている種類は要注意です。
このトリコームが生えている理由としては、もともと乾燥地帯で育ってきたことが影響しています。
乾燥した気候の元ではできるだけ水分を葉の表面から取り込もうとしますので、毛がたくさん生えているのです。
また、このトリコームによって強い日差しを遮る役割を持っていることも重要です。
つまり、カプットメデューサは風の強い乾燥した日差しの強い環境で生きてきたということがわかります。
ここから推測するに、カプトメデューサが枯れてしまう条件は次のどちらかになります。
【カプトメデューサが枯れる理由その1】
・水をたくさんやって、日差しにあててしまった
トリコームを蓄えているようにカプットメデューサが水が好きなことはわかりますよね。
そのため、水やりはきちんとやりますが、その際水切りをしっかりすることが重要です。
カプトメデューサの形状を見ていただくとわかるようにつぼみ型をしています。幾重にも葉が重なった状態になっていますので、この中に水が溜まってしまうことが一番の問題です。
水が溜まった状態で強い日差しに当ててしまうと、肉厚で水分を身体に溜め込みやすいカプトメデューサは1日でふやけて蒸れてしまいます。
よくレースのカーテンごしなら大丈夫という方がいますが、水やり直後はレースのカーテンごしでも日に当てないようにしてください!絶対に蒸れます!
そして、エアプランツは基本的に屋外で育てるものと管理人は認識しています。屋外と屋内の違いは風があるかどうかということです。
この通風という点において室内は最悪の環境でして、エアプランツを育てるのは非常に難しいと思います。
とにかく水やり直後はカプトメデューサに風が当たっているようにしてください。
さて、以上のことからカプトメデューサを枯らさない方法は次のようになります。
【カプトメデューサを枯らさない方法その1】
・水をやったらしばらく逆さまにして水をすべて排出する。日に当てない。
・風に当てる。
続いて蒸れとは別の枯れる原因です。
【カプトメデューサが枯れる理由その2】
・水やりを怠った。。
最近はエアプランツも水が大好きだということは認知されてきたいように思いますが、今でもエアプランツは水がなくても育つと勘違いしている方が多くいるようです。
エアプランツという言葉が一人歩きしている感じですが、カプトメデューサも水が大好きな植物です。
水やりの方法としては2,3日に一度霧吹きで表面を湿らせ、月に1度完全にソーキングさせます。ソーキングとは水の入った容器に一晩つけることを言います。
ここでも気をつけなければいけないのは、カプトメデューサに霧吹きで水をかけたり、ソーキングしたときは必ず水切りをして、日に当てないことです。
レースのカーテンごしであったとしても日に当てる際は完全に水切りをしてからにしましょう。
そして、風です。風にあててください。特にソーキング後は室内においてはダメです。日の当たらない軒下などに吊しておくととても元気になります。
【カプトメデューサを枯らさない方法その2】
・2,3日に1度霧吹きで表面を濡らす。1ヶ月に1度ソーキングでたっぷり水をやる。その際絶対日に当てない。
・風に当てる。
以上、カプトメデューサを枯らさず育てる方法でした。
何度も言いますが、カプトメデューサを枯らさないためには適度な水やり、そして風に当てることです。
カプットメデューサが育ってきた環境を想像して、最適な環境を作ってあげてください。