オリーブの剪定方法 鉢植えの樹形を整える
オリーブは細かい剪定であれば、1年中可能です。
ただし、大きく剪定する強剪定の場合は根の活動が止まっている1月~3月くらいの時期に行います。
今回はネバディロブロンコという品種で鉢植えの枝が混みすぎてきたため、強剪定してみます。
上から見たときに丸くなっているように剪定
まず、オリーブを上から見てみましょう。
丸く剪定するのがポイントですが、左右上下を見て込み入っている部分を中心に剪定します。
この写真の場合、上の方が込み入っています。
これは日当たりが良い方だったため枝葉が伸びているのです。
こういった込み入った枝はバッサリ剪定して風通しをよくしましょう。
横に向いている枝は剪定
ネバディロブロンコは横に枝を伸ばす性質があります。
そのため、横に伸びすぎてバランスが悪い枝は剪定します。
剪定することで風通しがよくなります。
古い茶色い枝は剪定
前年に実がついた枝や、古くなった枝は茶色くなっていることが多いです。
こういった枝は根元から剪定します。
古い枝を残しておくと病気の元となります。
花を咲かせるなら花芽のついた枝は残す
オリーブは前の年の春から夏にかけて枝を伸ばし、その枝に花芽を作ります。
そのため、今年花を咲かせたいと思ったら花芽のついている枝は残します。
花を咲かせる必要がない枝はバッサリ剪定してしまいます。
下向き枝は剪定する
下向きに生えて伸びている枝も基本的には剪定しましょう。
ただし、全体のバランスを見てその枝を残した方がよい時は無理に切る必要はありません。
三つ叉の枝は一つか二つに剪定する
オリーブは二股や三つ股にどんどん枝分かれする強い植物です。
そのため、あちこちに分岐した枝があるはずです。
こういった枝もバランスを見て残した方がいい枝は切りません。
しかし、三つに別れているものは基本的に一つにするか二つにするなど剪定し方がよいでしょう。
オリーブは剪定に失敗がありません。
ばっさり切っても来年また枝が伸びてくるはずです。
剪定完了
オリーブの剪定が完了しました。
上から見ると丸くなっていますね。
上下左右バランスよく枝が剪定されて、込み入っている場所がないのがわかります。
オリーブは背景が見えるくらいに枝を剪定するのがポイント
最後に正面から見てみましょう。
オリーブの剪定のポイントは、背景画見えるくらいに切ることです。
このように向こう側の景色が透けてみえれば成功です。
オリーブは風通しを良くして各枝に日光が行き渡るようにすると丈夫に育ちます。
剪定の失敗を恐れずにチャレンジしてみましょう。
動画でも剪定の様子はご覧いただけます。↓