根詰まりの植え替えで鉢を大きくしたくない場合の方法

2020年6月22日

根詰まりしている鉢

根詰まりしているローズマリーの鉢です。。

 

観葉植物を育てていると2年に1度くらいは植え替えをしたいところですよね。

鉢の中に根がいっぱいになって水やりをしても水を吸いにくくなるからです。

しかも鉢の中に根が多いと成長も遅くなってしまいます。

 

しかし、2年に1度鉢を大きくしていると、いずれ巨大な鉢が必要になりますよね?

正直なところ鉢は大きくしたくないです。

私も鉢が大きくなるのが嫌で、結局植え替えは5年に1回とか長いスパンにしていました。

もしくは植え替えるときに観葉植物自体を株分けしたり、小さく剪定したりと鉢の大きさを変えない方法を模索してきました。

 

ただ、最近は観葉植物を株分けしたりしないで、土の一部だけを差し替える方法に変更しています。

このやり方なら鉢を大きくすることなく、新しい根が伸びるスペースも確保でき植物も成長するからです。

では、植え替え方法を説明しますね!

 

根切りハサミで用土の1/3くらいを取り除く

根切り

まず、根でいっぱいになった鉢の中で土が掘り起こしやすそうな部分を見極めて掘り出します。

土は硬く普通にスコップでかき出そうとしても無理だと思います。

そのため、私のうちでは最初に園芸用の強力なハサミで土と一緒に根も切断しています。

こういった根切りハサミは通販でも購入できますので、無い方は1本あると便利だと思いますよ。

 

根切りスコップ

根切りハサミである程度根が切れて土も切れたらスコップの出番です。

スコップもプラスチックのものだと壊れてしまう可能性がありますので、ステンレス製の丈夫なスコップを用意するといろいろと便利だと思います。

この時注意したいのが、鉢を壊さないこと。

テコの原理で切り取った土を持ち上げると土が掘り起こしやすいのですが、無理にやると鉢が割れてしまいます。

鉢が割れてしまっては元も子もありませんので、ここは慎重にやりましょう!

 

鉢の中

ある程度深い位置まで土を掘り起こしたらOKです。

このように鉢の中に新しい培養土を入れるスペースを空けます。

 

 

掘った穴に新しい培養土を入れて水やりをすれば植え替え完成

培養土を入れる

新しい培養土を入れてたっぷり水をやれば完成です。

新しい培養土は空気をたくさん含んでいてふかふかなのですが、その分水が染みこみません。

そのため、最初はできるだけたくさん水をやるのがポイントです。

 

植え替えは植物の特性と季節を考慮しましょう

以上、今回は植え替えの時に鉢を大きくしたくない方のための培養土の入れ替え方法をご説明しました。

なお、植物の特性によっては根を切りすぎると枯れてしまう場合もあります。

大概の観葉植物は大丈夫だと思いますが、根切りをするときは十分暖かくなってから行うようにしましょう。

寒い時期に植え替えをすると植物が痛んでしまうので注意が必要です。

 

動画でも植え替えの様子がご覧いただけます!