ジューンベリー鉢植えでの育て方 用土・肥料・剪定など
通販で購入したジューンベリーの木が届きました。
良い植木業者さんだったらしく、太い幹で枝もたくさん出ていてしっかりしています。根っこも粘土で巻いてあって、そのまま地植えできるようになっていました。高さは2メートルくらいあります。
しかし、うちはベランダのガーデニング。
とりあえず大きな鉢に植えて育てることにしました。
ジューンベリーの鉢植えでの育て方です。
水やり
基本的に表面が乾いたらたっぷり。
夏場は特に水切れが起こしやすいので毎日たっぷりやります。水が切れると落葉します。
用土
市販の果樹用の培養土でOKです。なお、大きくなりやすいので、ほとんどの方は地植えで育てているようですが、うちはベランダのため鉢植えで育てています。
肥料
2月に寒肥を株元に与えます。緩効性化成肥料がおすすめです。
また、鉢植えの場合は9月にも追肥します。
日当たり
日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも大丈夫だそうですが、実をたくさんつけるなら他の果樹と同様に日当たりが重要となります。
(うちは半日陰です)
病害虫
ほとんどありませんが、5月頃にうどんこ病が発生することがあります。
風通しを良くするなど対策が必要です。
大きさ
ジューンベリーは大きくなりすぎるため、鉢植えの場合は2メートルくらいで常に剪定するようにしています。
このあたりはお好みだと思いますが、風の影響や高すぎると実が採取しずらいなどの不便もあるため人の手が届く程度が適当です。
ジューンベリーの成育記録
3月初旬のジューンベリーの芽です。
もういっぱいいっぱいに膨らんでいますが、昼の気温が11度くらいなので、まだ葉が出ないようです。
よく見ると、今にも葉が開きそうな芽もありますが、まだまだ硬いですね。。
3月下旬のジューンベリーの芽です。
もう今にも葉が開きそうです。桜の開花宣言もあったので、気温は十分ですが、なにしろうちのベランダは半日陰のためあまり温度があがりません。
ジューンベリーの開花
4月上旬、はじめてジューンベリーの花が咲きました。
どんな花が咲くのか期待していましたが、桜のような可憐な花を咲かせるんですね。観賞用にもとても良いかもしれません。
今年は気温の低い日が多く、桜の満開も送れていましたが、まさに桜の満開と同じタイミングでジューンベリーもほぼ満開になりました。
ちなみに今日の気温は最低気温15度、最高気温20度です。
ジューンベリーの花の後
4月中旬の花の様子です。
もうすっかり花は落ちて、ガクの部分だけが残っています。
ただ、よく見ると赤く枯れかかっているガクと緑色のガクがあります。
これは雌しべに受粉できなくて実がつかないものと思われます。一応風通しがよいベランダなので、自然に受粉するかと思いましたが違いました。
全体的に3割くらいの花は受粉失敗しています。
でもこれから受粉した花は実がつくと思いますので楽しみです!
アブラムシがつきました
実がつくのを待っている間にこの時期気をつけなければいけないのが、そうアブラムシです。
なぜか柔らかくて美味しそうな若葉をめがけてどかからともなくやってくるアイツです。
うちのベランダもご多分に漏れず若葉があちこちアブラムシでやられていました。みつけたらすぐに駆除が基本。
本当は殺虫剤で一網打尽にしたいところですが、ジューンベリーは食べ物のため、それはできず。アブラムシがついた葉っぱを丹念に切っていきます。
ジューンベリーの実がなりました
さて、5月も下旬になってついにジューンベリーの実が色づき始めました。
一度色づくと、次から次へと赤くなっていきます。
毎朝ベランダへ出て摘んでは食べているのですが全然なくなりません。
ちなみに味はアセロラみたいな感じ?といえば想像いただけるかもしれませんね。
甘酸っぱくておいしいです。ただあまり甘みはないので、やはりジューンベリーはジャムにするのがベストだと思います。
この時期、鉢植えの表面が乾くことが多くなってきたので、これまで夕方だけやっていた水やりも土の表面を観察して乾いているようなら、朝にもやるようにしています。
ただし、水のやり過ぎは実の付きを悪くしますので、そのあたりの塩梅も勉強していきたいですね。
ジューンベリーの紅葉
11月初旬、ことしは10月から冬のような日が続き、ジューンベリーにとっても厳しい秋だったようです。
今年から育てているためわかりませんが、秋が深まる前から紅葉が始まりました。風が吹くとみている側から黄色や赤い葉が落ちていき、季節の移ろいを感じさせてくれます。落葉樹のいいところですね。
11月後半のジューンベリーです。
すばらしく赤い紅葉を見せてくれました。葉っぱがたくさん落ちてベランダの掃除が大変ですが、それも風流。
あれほど混み合っていた葉っぱが少なくなったことで、冬のベランダがちょっと明るくなりました。これも落葉樹のいいところかもしれません。
ジューンベリーの剪定
他の木々もそうですが、冬に根が動かなくなった頃を見計らって剪定を行います。
ジューンベリーはあまり害虫がつないので、大丈夫だとは思いましたが、やはり枝が混みすぎていて風通しが悪いと病気になりやすいものです。
そのため、交差枝などを剪定して風通しをよくしたいと思います。
今回剪定するのは赤い丸印のついた枝。真横に生えているので隣の枝の間を縫うように伸びています。
この枝は春に葉が出てくると混み合ってくるはずなので剪定します。
ばっさり剪定したらスッキリしましたね。
春が待ち遠しいです。
冬の追肥
ジューンベリーはあまり肥料がいらない果樹ではありますが、鉢植えの場合は肥料切れをおこすため必要です。
12月~2月の時期に寒肥を行います。
今回もおなじみのハイポネックスのタブレット肥料を使用することにしました。
この肥料、植物がよく育つ上に臭いがしないのが素晴らしいのでリピ買いしています。
続きはまたご紹介しますね!