椎の実(どんぐり)を育てる方法。芽が出たら植え替えよう!
秋深まる今日この頃、うちの近くには結構大きな公園があります。
この公園の一角に椎の木が生えています。
結構樹齢はありそうですが、秋になると大量に椎の実をおとします。
本当は公園に落ちてる椎の実って持って帰るとダメらしいのですが、ちょっとくらいいいでしょう!
そんなわけで、ことしは椎の実(マテバシイ)の栽培に挑戦してみたいと思います。
どんぐりっていう人もいますが、正確にはどんぐりという木は存在しないそうです。
椎の実のようなキャップをかぶった実をつける木の総称をどんぐりというそうです。
日本では、ミズナラ、コナラ、マテバシイ、クリ、クヌギ、アラカシなど、20種類以上あるそうです。
そんなわけで、椎の木もどんぐりといえばどんぐり。ちょっと細長い形をしているのが椎の実なので、公園などでみつけたらよく観察してみてください。
ちなみに、木の上ではこんな風に実がついています。
椎の実といっても、おそらく公園に植わっているのはその多くがマテバシイだと思います。
マテバシイの特徴
うろこ状のキャップをかぶって、実は細長い砲丸型です。
表面にはうっすら白いロウのようなものがあるので、よく見るとわかると思いますよ。
マテバシイも食べられるそうですが、渋みもありアクが強いのでアク抜きをしないと食べられません。
椎の実の選定
さて、椎の実の育て方ですが、まず拾ってくる実の選定から始まります。
なんでもいいというわけではありません。シイの実は乾燥してしまうと芽を出すことはありません。湿っているところが好きなのです。
あれだけ固い表皮に包まれているのもそのためですよね。
公園で拾ってくるときも、日向に落ちている実ではなく、日蔭でしっとりしている場所に落ちている実を拾ってきましょう。
落ち葉の下にあるやつなどは最適です。
まれに表皮に穴が開いている場合がありますが、まず虫が食べられていると思ってまちがいありません。
ずっしりと重くてちょっと湿った場所に落ちているものを数個拾ってきましょう。
続いて、発芽する可能性のある適切などんぐりであるかどうかチェックするため、水に沈めてみます。
水に沈めば大丈夫ですが、浮いてくるようだと、中が乾燥していたり虫に食べられている可能性があります。
今回は一個だけアウトでした。
植える季節
椎の実は秋に植えます。
これには意味があって、椎の実は冬の寒さを経験することによってはじめて芽がでるのです。
だから寒くなる前に植えるのが重要。
植えつけ
土などに特にこだわりはなくていいでしょう。
植木鉢に植える場合は、保水性の高い土の方が乾燥を防ぐためにもより良いです。
赤玉土やパーミキュライトなどでOKです。もちろん一般の観葉植物の土でも大丈夫です。
うちのベランダでは、夏に終わったオクラやミニトマトのプランターが余っていましたので、この土に椎の実を埋めてやりました。
上記の写真くらいの深さで土をかぶせてやります。
重要なのは乾燥させないこと。
乾燥させると実が死んでしまいます。
これから冬に近づいてきますが、芽が出てないといっても土の表面が乾燥していたら、水やりを忘れないようにします。
冬越し
今年は2月に大雪が降りました。
椎の実のプランターにも、かなり積もりましたが、お構いなしです。
冬の寒さを経験させてあげましょう。
発芽条件
どんぐりもトマトが赤くなる仕組みと同じように積算温度があるのだと思われます。暖かくなってもすぐに芽は出ず、暖かい日が決まった日数重なると芽を出すのかもしれません。(推測)
春になっても芽は出ませんでしたが、6月になってついに芽がでました!
ほとんど諦めていたので、春になってトマトとキュウリをプランターに植えていました。そのため、こんな風に密集しているところから芽を出しています。。
植え替え
芽が出てから8ヶ月。3月になったので、そろそろどんぐりの植え替えを行います。
このままプランターに植えておいた方がいいと思いますが、野菜を育てるのに邪魔なので、可哀相ですが小さい植木鉢に植え替えます。
こんなかわいいの買ってきました。
どうでしょう。なかなかカッコイイですね。
ドングリの実がまだついていますが、カッコだけです。。実際は幹からもう離れています。
あとは盆栽仕立てにするか、どうするか・・・。
ラピュタのロボット兵を模したプランターに植えてみたりすると子供と一緒に楽しめるかもしれませんね!
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