ラナンキュラス鉢植えの育て方 球根の植え方
冬の終わりから春にかけてゴージャスな花を咲かせるラナンキュラス。
最近育てている人も増えていますよね。
うちでも今年から一鉢買ってきて育てることにしました。
基本的に日当たりが大好きな花なので、うちの半日陰では育ちにくいかもしれませんが・・。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり。ただしあまり過湿にすると葉が倒れてきます。
日当たり
日当たりの良い場所が大好きです。秋に球根を植えてからも日当たりのあるベランダなどで育ててください。
冬の間室内でも育ちますが、しっかりした株に育てるため冬の寒さを経験させた方が丈夫になります。ただし寒風にさらされないように注意。
培養土
腐葉土が3,4割混ざった水はけの良い土を用意してください。
ラナンキュラスの球根を掘り出そう 6月上旬
とりあえず今年は5月初旬にすべての花が終わりました。
ラナンキュラスは花が終わると茎も枯れてきますので、そうなったらどんどん茎を切っていきます。
こんな寂しい姿に。。こうなったら水やりは終わりです。土が乾燥してきたら球根の掘り出し時期。
これから球根を掘り出します。
球根なので、そのまま土に植えっぱなしでも育つ場合があるそうですが、過湿に弱いラナンキュラスの場合、雨による管理が難しいため、多くの場合球根を掘り出して秋に植え付ける方法が一般的です。
掘り起こしてみると、わかりずらいですが球根らしきものが出来ています。
泥を払って見ると確かに球根がびっしりついています。
これを水で洗います。
だいぶきれいになりました。上についていた残りの茎は切ってしまいました。
乾燥させるためベランダで1週間くらい放置しておきます。
あとは、秋に球根を植えるときまで冷暗所に保管しておきます。腐らせないように注意。
我が家では球根をジップロックに入れて保存しています。
球根の吸水 11月~12月頃
最高気温が20度以下になると、ラナンキュラスの球根の植え付けができるようになります。
というのも、ラナンキュラスの球根は水を吸いすぎるため、気温の高い時期に植えると培養土の中で腐ってしまうからです。
そのため、球根を植えるときの方法は2つあります。
(1)あらかじめ球根を吸水させてから植える方法
上の写真をご覧ください。室内でお皿に湿らせたティッシュペーパーを置いて、その上に球根を置いておきます。
乾燥しやすい季節なので、毎日球根が乾いていないかどうかを確認しながら、乾いていたらスプレーなどで水をやります。
このとき注意するのは水をやりすぎないことです。
10日もすると、あら不思議、写真のように芽と根っこが生えてきます。
(2)培養土に球根をそのまま植えて戻す方法
こちらの方法は球根をあらかじめ水で戻さずに、培養土に先に植えてしまう方法です。
この方法の特徴は、培養土に植えてもすぐに水をやらないことです。
培養土に含まれている腐葉土などの水分で自然と球根に吸水させます。
10日程度土の中で吸水させたところではじめて水をやります。
球根の植え付け
上記2つの方法でラナンキュラスの球根を植えます。
なお、培養土は腐葉土が3,4割混ざった水はけの良い土がオススメです。緩効性肥料があらかじめ混ざっている土があれば、そういった培養土の方がよいでしょう。
写真ように土の表面から2センチあたりに球根を植えて土をかぶせてください。
過湿には気をつける必要がありますが、水が少なくても根張りが悪くなります。
なお、ラナンキュラスは耐寒性があまりありません。
寒い地域では霜対策も必要です。
芽が出てきました
前回球根を土に植えてから5日ほどしてさっそく芽が出てきました。
ある程度吸水の過程で根と芽が育っていたので、このスピードもうなずけるというもの。
しばらくは、土の表面が乾いたら水をやるという感じで。冬の間は約10日間に1度くらいです。
冬の管理
1月下旬のラナンキュラスの様子です。
この時期に気をつけなければいけないのは、水切れと日当たり。
冬でも結構空気中は乾燥しているため、鉢植えの場合水分がどんどん蒸発してしまいます。
土の表面を毎日観察して乾いているようでしたら積極的に水をやりましょう。
うちではこの水やりの際に2週間に一度程度液肥をやっています。ラナンキュラスが花芽をつける大事な時期。どんどん栄養をやってください。
また、ラナンキュラスは日当たりが好きな植物です。
花をたくさん咲かせるためにも、日によく当てて硬くしっかりした茎を作る必要があります。
冬の間は太陽が出ている時間が短いため、冬の間日差しがはいる場所をしっかり把握し、日の当たる場所にラナンキュラスを置くようにしましょう。
花が咲く前の植え替え
ラナンキュラスは花の茎が伸びて来る頃になると、葉っぱが黄色くなってくるものが増えてきます。
これは、鉢の中の根が詰まって締まっている状態です。
こういった葉っぱは病気の原因となりますので、どんどん切っていきましょう。
また、このように根詰まりしている状態では、この後花があまり咲かない場合があります。
そのため、最初の蕾が伸びてきたら一回り大きい鉢に植え替えを行いましょう。
鉢からラナンキュラスを引っこ抜くと、このように根詰まりを起こしています。
これはこれで正常な状態なのですが、花を咲かせるためにはさらに大きな鉢が必要となるわけです。
今回は写真のように左側の少し大きな鉢に植え替えます。
ラナンキュラスの開花
今年もなんとか花が咲いてくれました。
しかし、葉がバタバタと倒れているのは過湿のせいと思われます。
20度以上の日が続いたので土の表面の乾き具合を確かめずに水をやっていたので、こうなってしまいました。
葉がしなしなで倒れるときは過湿を疑って、しばらく水やりを控えてみましょう。
以上、ラナンキュラスの球根の植え方でした。
続きはまたご報告します!