オリーブの挿し木 ペッドボトルの密閉挿し方法は成功するか?
また買ってきました。オリーブの木です。
今回はシプレッチーノという品種。直立型らしいです。
実は花屋から運ぶ最中に枝を一本折ってしまい、もったいないのでオリーブの挿し木に挑戦することにしました。
オリーブの挿し木というといろいろなサイトに成功例や失敗例が出ておりますが、一番気になるのはペットボトルによる密閉挿し木方法。
他の植物でも湿度を保ちつつ増やしたりすることはあるので、この密封方法もうまくやればきっと発根してくれるに違いありません。
本当は発根促進剤であるルートンとかメネデールなどを使うとより発根しやすいそうですが、こういった薬を使うのは何となく悔しいので、今回は発根促進剤を使わずにオリーブを発根させてみたいと思います。
ちなみに、オリーブの挿し木に最適な時期は諸説あるようですが5月~7月らしいです。
気温は25度
湿度80%以上
この条件だと、寒い時期に挿し木をするときは室内の日が入る窓辺などに置く必要がありますね。
オリーブの密閉挿しの方法
これが折れたオリーブの枝です。
このままだと少し長いので、半分に切って2本挿し穗にしてみたいと思います。
こんな感じで、葉っぱは4,5枚残します。
葉っぱがたくさんあると水分の蒸発が多くて発根しづらいという話もありますので、今回は4,5枚残しました。
他の人のブログを読むと発根率は良くて60%のようなので、どちらかが生き残ってくれるといいな。
小さくて見えづらいかもしれませんが、切断部分は斜めにカッターの刃を入れています。
この方が露出が多くて水分を吸収しやすいとか。
ハサミだと切り口がつぶれてしまうかもしれませんので、カッターナイフの方がオススメです。
切ったオリーブの枝は2時間ほど水につけます。
これによって枝が水分を吸収しやすくなるのだと思います。
オリーブを水につけている間に、空のペットボトル(中はよく洗って雑菌がいないようにします)を用意します。
ペットボトルの半分くらいのところをカッターナイフで真っ二つにします。
意外と真っ直ぐ切るのは難しいです。怪我にも注意が必要です。
真っ二つになりました。
ただ、初めてだったので切り口が結構ギザギザになりました。。
今回オリーブの挿し床に使うのはパーミキュライトです。
軽石を高温処理をした土壌改良材で、もちろん無菌です。
オリーブの挿し床で注意しないといけないことは、雑菌が入ることです。雑菌によってオリーブの枝が腐ってしまうことが失敗の大きな原因の一つと言われています。
そのため、ペットボトルもきれいにしておく必要がありますし、土壌もできるだけ菌がいないことが求められます。
カビが生えてしまうという方は、このプロセスで雑菌が入っていると思われます。
パーミキュライトを入れました。
ここに水を1/3くらい入れます。パーミキュライトは非常に軽いのですが、水を入れると水分を含んで結構重くなります。
ちなみに水もいつも使っているジョーロではなく、水道の蛇口から直接投入しました。ジョーロにも雑菌がいるかもしれないからです。
ペットボトルの土の表面にオリーブを挿すための穴を開けて、さきほど水につけていたオリーブの枝を挿します。
その際、オリーブがグラグラしないように土壌を優しくしっかり固めます。
枝がグラグラしていると発根しづらいからです。
最後にペットボトルの上半分を被せてテープで空気が入らないようにぴっちり合わせます。
オリーブのペットボトル密封挿しが完成しました。
置き場所は直射日光が当たらない明るい日陰の場所がオススメです。あまり温度が上下しないような場所を探してください。
このあと、2ヶ月くらいで発根して鉢あげできる予定です。その様子はまたご報告しますね!
なお、オリーブの育て方についてはいろいろ参考書を読みましたが、こちらの本が一番わかりやすくて良くできています。
私も参考にしていますので、これからオリーブを育てる方は必読です。