オリーブ(チプレッシーノ)を育てる

2023年12月9日

チプレッシーノ

今回はオリーブ チプレッシーノの成育記録をご紹介したいと思います。

育て方は他のオリーブと同じです。うちではこれ以外にミッションとネバディロブランコを育てています。

直立性で枝が上に向かってスギのように立ち上がっていくため、イタリア語でチプレッシーノというそうです。

この直立性という特徴はベランダのような狭い場所でオリーブを育てようと考えている方にはオススメです。葉が横に広がらないので、ベランダでも育てやすいです。

水やり

やや乾燥気味に育てるのがオリーブの特長。地中海沿岸に植わっているイメージどおりですね。 でもあまり水切れさせると葉っぱが枯れてきますので、そのあたりは様子をみながら練習してみてください。 そのうちオリーブがいつ水を欲しがっているかがわかるようになるはずです。

日当たり

太陽が好きな品種です。できるだけ日光があたる場所に置いてあげましょう。 ただし、ずっと室内で育てていたものは紫外線に徐々にならすようにする必要があります。

なお、半日陰の場所でも育ちます。

培養土

オリーブはカルシウムが好きらしいのですが、そのカルシウム成分が強化されている培養土がオススメです。

 

肥料

地植えの場合:2月・10月

鉢植えの場合:2月・6月・10月

※鉢植えの場合は土の量が限られているため夏場に息切れすることがあります。そのため6月に体力を補うために追肥します。株元からできるだけ離して緩効性肥料を置いてください。
オススメはハイポネックスのオリーブ専用肥料です。↓
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病害虫

ハマキムシやアナアキゾウムシ、そして梢枝病などが主な病害虫です。

対策についてはこちらの記事をご覧ください。

オリーブの木の病気と害虫対策

春の萌芽

ciprechino

チプレッシーノの春の萌芽はすごいです。

たくさんあちこちから芽が出てきて力強さを感じます。写真は蕾のように見えますが、まだちょっとわかりません。

チプレッシーノの花が咲きました。

チプレッシーノの花

チプレッシーノの花が満開になりました。

チプレッシーノはとにかく花の数がはんぱなく多いです。受粉木として利用されるのもよくわかります。

となりにはミッションの鉢植えもあり、受粉環境もばっちり。

でもちょっと心配なので、毎日せっせと筆で花粉をすくってミッションに受粉してやっています。

チプレッシーノの実がつきましたが。。

チプレッシーノの実

現在8月中旬です。

あれほど一生懸命受粉させたチプレッシーノですが、、

実がついたのはたった5個。

しかもでっぷり太っている実はこの1個だけでした。

他の実は小さくて丸っこい形。おそらくチプレッシーノの実の形状はこんな丸い形なのでしょう。

 

それにしてもこれだけ実がつきづらく小さいということは、やはりチプレッシーノは受粉木としては優秀ですが、実を取って食べるのはちょっと無理があるのかもしれませんね。

 

※その後、チプレッシーノをばっさり強剪定しました。こちらの記事もご覧ください。

オリーブの剪定で切り口に癒合剤トップジンMを塗ってみた

 

なお、オリーブの育て方についてはいろいろ参考書を読みましたが、こちらの本が一番わかりやすくて良くできています。

私も参考にしていますので、これからオリーブを育てる方は必読です。

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