オリーブの木の病気と害虫対策
もともと乾燥にも強く耐寒性も耐陰性もあるオリーブは丈夫な植物として有名ですよね。
関東以西であれば外で育てることも可能です。
ただし、病害虫には意外ともろく常に注意してあげる必要があります。
大きく育てて実を収穫するがオリーブ最大の楽しみですが、病害虫にやられると台無しですよね。
今回は代表的な病気と害虫の対策方法についてご説明します。
ハマキムシ
発生時期:4月~11月頃
若葉の先をタバコの巻紙のように丸めてしまうハマキムシ。暖かくなると出没する害虫ですが、以外と寒さにも強く秋口まで注意が必要です。
見つけたらすぐに捕殺しましょう。見つからない場合も丸めた葉の中に潜んでいることがあります。こういったハマキムシにやられてしまった部分は切断するしかありません。
なお、薬剤を散布する場合は、5月上旬、9月上旬の2回デルフィン顆粒水和剤を2000倍に薄めて散布します。
オリーブアナアキゾウムシ
発生時期:3月~11月頃
体長は1.5センチくらい、オリーブの幹に穴を開けて中に卵を産みます。孵化した幼虫はオリーブの中を食べながら成長していきます。株元におがくずが溜まっているようだとオリーブアナアキゾウムシを疑ってください。
オリーブアナアキゾウムシに食害されると最悪オリーブが枯れてしまうことがあります。
オリーブアナアキゾウムシの穴を見つけたら、針金などで穴の中を突くことで殺すことができます。
なお、大量に発生した場合は農薬を使うしかありません。
「スミチオン乳剤」を4月下旬と6月中旬の2回、50倍に薄めて幹に散布します。その際、葉や実には薬品がかからないようにしてください。
梢枯病(しょうこびょう)
発生時期:6月~9月頃
オリーブの枝の尖端から枯れ始め、最終的には枝がすべて枯れてしまいます。
炭疽病の一種で湿度が高く蒸れた環境で発生しやすくなります。対処方法としては、枝先が枯れているのを見つけたらその部分の下で剪定すること。
切った枝には炭疽菌が付着していますので、すぐに燃やしてしまうかゴミにだしましょう。
また日々の管理として枝が混み合っているようなら剪定することです。剪定の時期は本来2月頃ですが、弱っている枝や枯れた枝、混みすぎている枝をみつけたら季節に関係なく剪定することをおすすめします。
オリーブは風通しがあるところがよく育つ植物です。周りの環境をよく観察してできるだけ風通しが良くなるようにしましょう。
薬剤を散布する場合は「トップシンM水和剤」を4月、6月、8月に1000倍に薄めて散布します。
炭疽病
発生時期:7月~12月頃
暑くて蒸れた環境で発生する病気で、炭疽菌によって葉や実が灰褐色または黒褐色に円形にくぼんだ状態になります。オリーブに限らず多くの植物、野菜、花などで発生する病気です。
一度炭疽病になった葉や実は復活しませんので、該当部分を切除するしかありません。
対策としては梢枯病同様、込み入った枝を剪定したりオリーブを風通しの良い場所に移動するなどして蒸れを防ぎます。
薬剤を使う場合は、6月上旬、8月上旬の2回「アミスター10フロアブル」を1000倍に薄めて散布します。
なお、オリーブの育て方についてはいろいろ参考書を読みましたが、こちらの本が一番わかりやすくて良くできています。
私も参考にしていますので、これからオリーブを育てる方は必読です。