ビニール袋で気根を増やす方法!ガジュマル盆栽を育てる方法 Banyan bonsai

2023年12月9日

ガジュマル盆栽 Banyan bonsai

東急ハンズで何気なく買ってきた小さなガジュマル。
気根のカタチが面白くて育ててきましたが、途中から大きく育てて盆栽仕立てにすることにしました。 そのガジュマル盆栽の生育記録です。

ビニール袋を使って気根を増やす方法も記載しています。どんどん伸ばしていけますよ。育て方もぜひ参考にご覧ください!

ガジュマルの育て方

水やり

4月から10月までの生育記は毎日たっぷり水をやります。湿度が高いのが好きな植物なので、葉っぱも湿るよう頭から水をかけます。

なお、気温が低く土の表面が湿っているようであれば水やりの必要はありません。
冬の間は土の表面の様子をよく見て、乾いているようでしたら水をやります。うちでは一年中外で管理していますが、冬の間はだいたい一週間に一度水やりをしています。

日当たり

日光がが好きな植物です。たくさん日にあててやると太い幹になります。ただし耐陰性もあるため、半日陰でも十分育ちます。室内で育てる場合は、窓際の明るい場所で育てます。
室内で長期間育てたガジュマルの場合、急に直射日光に当てると葉焼けを起こすことがあります。冬に室内で管理していて春に外に出す場合は少しずつ慣らしてやりましょう。

温度

冬は5度以上であれば屋外で育てることが可能です。関東の太平洋側以南であれば一年中外で管理できます。
ただし、基本的には熱帯の植物なので、暖かい場所を好みます。心配な場合は冬は室内で管理しましょう。その際エアコンの風に当てないように注意してください。

用土

市販の観葉植物の土や、培養土で十分育ちます。

肥料

土が新しければ基本的に肥料がなくても育ちます。
肥料を与える場合は、生育記の4月から10月にかけて緩効性肥料を与えます。
うちでは液肥を薄めて月に2回与えています。肥料を与えると大きくなりすぎて樹形が乱れる場合もあるので、あまり大きくしたくない場合は緩効性肥料で十分です。

こちらは住友化学園芸の粒状肥料。土の上にパラパラ撒いておけばあと2,3ヶ月はほったらかしでも大丈夫。

病害虫

基本的にガジュマルは害虫被害の少ない植物です。
夏に葉が蒸れてくると葉ダニやアブラムシが発生する場合があります。
ガジュマルの新しい葉につくことが多く、葉っぱが縮れてきます。
葉が混んでいるようでしたら少し間引いて風とおしをよくすることで防げます。
また、葉水を毎日することでも害虫予防になります。
葉ダニやアブラムシが発生した場合は、薬剤を散布して退治します。

2010年12月のガジュマル

ガジュマル

12月になってからなぜかアブラムシがついて、新芽が枯れてきたガジュマルです。

買ってきたときはもっと小さかったんですが、葉っぱがすごく伸びてきました。これで2年目です。

殺虫剤を噴霧して様子を見ていましたが、今月になって元気を取り戻してきました。新芽もどんどん出ているので、このまま春になったら大爆発するかも。 楽しみです。

2011年2月のガジュマル 気根

ガジュマル気根

ガジュマルの根元に伸びている白い根っこ。

ガジュマルは太い幹からたくさん根っこを生やします。

これを気根と言います。絶対切らないでください!

この気根がたくさん地上に出ているかが健康に育っているかどうかのバロメーターになります。

この幹はまだまだ出ていないので、もう少し大きくならないと。。

でも真冬のこの時期でも出てくるということは、室内の環境がガジュマルにとって快適ってことです。

なお、気根は種から育ったガジュマルからでないと出てきません。

挿し木で栽培されている方がいるようですが、気根は出ないはずなので、ご注意ください。

2011年6月のガジュマル

ガジュマル盆栽

もともと洋風の白い鉢に植えてあったガジュマル君を盆栽風の鉢に植え替えてみました。

近くの公園で石も拾ってきて(ちょっと恥ずかしかったけど・・) 意外とかっこよくできた気がします。

あとは気根が出てきて、この石にわさっと根っこが這うようになってくれたら、もっとかっこいいんですが。。

2011年12月のガジュマル

ガジュマル盆栽

夏前に盆栽風に仕立てたガジュマル。夏を越して太陽をいっぱい浴びたせいか、 葉がもさもさ生えてきました。

結構短めに切り戻したので、枝もたくさん枝分かれして密度が濃くなり良い感じになってきました。 秋の間にちょっと伸びてしまったので、春先にまた切り戻してもっと枝を太くします。

残念ながら植えたばかりで、気根が出ていませんが、これから根詰まりしてくると 気根を出してくると思われます。 来年の夏が楽しみです!

2012年5月のガジュマル 春の剪定

ガジュマルの盆栽

昨年から挑戦しているガジュマルの盆栽です。 冬の間に一度長い枝を剪定して切り戻しました。
かなり短くなりましたが、枝を何度も切り落として新しい枝を出したいので、バッサリ剪定しました。 この1週間くらいようやく東京も暖かくなってきたので、さっそく新芽がでてきています。

白い丸いものは固形の肥料です。

気温が25度を超えてくるとガジュマルはますます成長しますので、5月末頃にもう一度樹形がどう変わったかご報告しますね!

2012年6月のガジュマル 葉についたダニを駆除

ガジュマルの葉ダニ

立派に成長したガジュマル君。上から見た写真です。このブログでも一番の人気。 青々としています。 今年は春先から太陽光に当てていますので、元気だと思われます。

ガジュマルの葉ダニ

しかし、? これは、葉っぱがぐにゃぐにゃ、色も悪いし、 ダニだー!!

ベニカDX

こんなときはダニスプレー。 そういう名前ではありませんが、病害虫用のスプレーが手っ取り早いです。 正式名は、住友化学園芸のベニカDX! 本当は葉裏につくダニですので、霧吹きなどでこまめに葉の裏をぬらしてやるといなくなるのですが、そんな面倒なことはやってられません。

ガジュマルの葉ダニ

そんなわけで、害虫スプレー後の葉っぱです。 しっとり有毒の農薬(たぶん)がついていますが、大丈夫!毎年これでダニを撃退していますから。 ガジュマルの盆栽を育てている方はお気をつけください!

なお、葉ダニやアブラムシを見つける度にスプレーするのが面倒な人は、土の上に撒くタイプの殺虫剤が楽ちんなのでオススメ。

アブラムシの駆除にスプレー型の殺虫剤が効かないのでオルトランを使ってみる

葉ダニを防ぐには乾燥させ過ぎないことです。

夏の間は毎日頭から水をジャブジャブかけるぐらいでちょうどいいと思います。

2012年10月のガジュマル 雨の後は気根が伸びる

ガジュマル盆栽

秋のガジュマルをご紹介します。

今年はマンションを引っ越したため環境が変わり、一日中紫外線を浴びる場所での生育となりました。 そのお陰かどうかわかりませんが、葉っぱがどんどん大きくなりました。

また、9月になってから雨の日が多かったせいか、気根の成長も著しくよかったですね。 葉っぱの成長、雨の影響、気根をたくさん垂らすにはそういった条件が必要なのかもしれません。

ガジュマル盆栽の気根

はじめて石の上にガジュマル盆栽の気根が張ってきました。 もっと石に絡み付いてくるとかっこいいーと思うのですが、まだ来年まで無理ですね。 でもだいぶん自然な感じになってきました。

一部苔が生えているところもありますが、これも雨と葉っぱが貼りだしたせいで日陰が増えたせいだと思います。

ガジュマル盆栽の気根

裏側のあたりですね。 ここからも太い気根が二本出てきました。一本は植木鉢の内側の縁を這うように一周する勢いで成長。

気根を太くするには、やはり幹自体が成熟しないとダメなようです。

あ、そういえば今年のガジュマルは肥料を変えました。 ハイポネックスを薄めて何度かやりました。その影響もあるのかもしれません。 このガジュマルの盆栽が今年一番成長著しい観葉植物です。

2013年1月のガジュマル盆栽 水やり

ガジュマル盆栽は冬の間、ずっと部屋の中に置いておくのですが、やはり乾燥しているせいか恐ろしく土が乾くスピードが速いです。 気がついたらカラカラで、そんなときは洗面台に持っていって頭から水をやります。

この洗面台、なんと朝シャン(死語)用にでっかくなっていてシャワーも使えるのです。

これが小さな観葉植物に水をかけるためにはちょうどよくて重宝しています。

ガジュマル冬の水やり

2013年5月のガジュマル盆栽 剪定

ガジュマル盆栽の剪定

5月も中旬になりまして、気温が常に20度以上となりました。

この時期にはガジュマル盆栽の剪定を行います。

剪定のポイントは、葉が茂ったときのことを想像して切るということです。 ここで容赦はしてはいけませんが、気温が上がるとガジュマルはどんどん葉を増やしていき、枝も伸びてきます。 その点を考えて剪定します。

写真を参考にしてください。 それぞれの枝に葉が2,3枚残っている程度までバッサリ剪定します。ほとんど丸坊主ですね。これくらい切り戻しても全然大丈夫です。

おそらく1ヶ月後くらいには相当枝葉が伸びてカッコイイ感じになっているとおもいます。

動画で大きくなってから行った剪定の様子をご紹介しています。

2013年7月のガジュマル盆栽 若葉

ガジュマル盆栽の若葉

梅雨の間に雨がふることが多かったので、ガジュマルが元気になっています。 剪定したところから新しい若葉がどんどん出てきます。 やはり、ガジュマルは25度以上になると元気になるようです。

ガジュマル盆栽の気根

今年もガジュマルの気根が出てきました。 湿度が高く気温の高い日が続いたので、気根が目覚めたのでしょうか。 先日液肥をやったので、その影響もあるかも。

ガジュマル盆栽の気根

今年は昨年より気根が伸びてくれるといいのですが。。

2013年10月のガジュマル盆栽 気根

秋になってもまだまだ気根が成長しています。今年のガジュマル盆栽。まったく頼もしい限りです。 やはり、今年は液肥を与えていたのがよかったと思われます。
しかも10月になっての台風の度重なる飛来。湿度も上がるのでガジュマルには良い環境といえるでしょう。

ガジュマル盆栽

根元にもしっかり気根が成長していい感じになってきました。

ガジュマル盆栽の気根

公園で拾ってきた石のまわりにも太い気根がはえてきて、公園にあった石とは思えない風情が出てきました。

ガジュマル盆栽の気根

実は裏側の方が気根が激しく出ているという事実。 ちょっと苔むしてきた感じもいいですね。 コケ自体は、別の盆栽からちょっとだけ移植しましたが、あとはどんどん増えてきました。

ガジュマル盆栽の気根

来年はもっと楽しみになりました。 以上、本年のガジュマルの樹形でした。

2014年6月のガジュマル盆栽

しばらくほったらかしにしていたガジュマルの盆栽ですが、かなり立派になってきました。 気根もいっぱい出て、いい感じです。

実はこの間、また引っ越しました。落ち着かない人生です。。

この部屋のベランダは日もあまり当たらず、環境的には良くないのですが、ガジュマルは本当に強い植物ですね。

ガジュマル盆栽
ガジュマル盆栽と気根

気根があふれそうです。これから鉢を大きくするべきか悩むところです!

2015年8月のガジュマル 盆栽風の鉢

ガジュマル盆栽 Banyan bonsai

実は今年の夏にガジュマルを盆栽風な鉢に植え替えました。ヤフオクで中古で見つけました。 やっぱり鉢に凝ると盆栽に見えますね。 まだ苔が定着していませんが、じわじわ苔がついてきました。

2016年9月のガジュマル盆栽 気根の増やし方

今のマンションに引っ越してから陽当たりが悪くなったこともあり、今年からベランダ上にカゴを引っかけてその中で育てることにしました。 これで午前中だけでも日にあたるので、断然元気になります。
さて、気根はここまでだいぶん増えてきたのですが、もっと増やしたい! と思い始めました。 いろいろなサイトを見ていると、ガジュマルは暗いところで育てると気根が生えるという記事を見つけました。

でも何かそれはちょっと違う気がして、それよりも、明るくて暖かくて湿度が高いところで気根はたくさん生えるのではないかと思いました。
そこで、気根を生やすために次のことを想定して増やすことにしました。

  1. 湿度を高めるためゴミ袋をかぶせる
  2. 25度以上温度がある日に行う
  3. 水は毎日やる
  4. 明るさを保つため半透明ゴミ袋にする
ガジュマル盆栽に袋をかぶせる

こんな感じでちょっと不格好ですが、3日間試してみました。

ガジュマル気根

出ました!白い部分がこの3日間で伸びた気根です。 この1ヶ月で1センチくらいしか伸びなかったのに、20本近くが新しく出てきました。 やはり、湿度を高めるとガジュマルの気根が相当成長するということのようです。暗さは関係ありませんでした。
下の写真は袋をとってからさらに5日経った状態です。
袋を取ってもさらに気根が伸び続けています。 台風が近づいて雨の日が続いたことが影響したようです。

ガジュマル気根
ガジュマル気根

どうですか、この気根の勢い!

ガジュマル盆栽

ということで、2016年のガジュマル盆栽の様子でした。

2017年1月のガジュマル盆栽 苔の胞子が芽をだしました

苔の胞子嚢
盆栽の苔

昨日は雪がちらつくような寒い一日でしたが、今日は10度くらいまで気温が上がりホッと一息です。

久しぶりにガジュマル盆栽に水をやろうと思って苔に目をやると、胞子の芽が一斉に出ていました。こんな真冬に?なぜ?と思いましたが、苔もこの場所を気に入っているだろうと思います。

芽の先っぽにあるのが胞子嚢というそうです。成熟するとここが割れて胞子が飛び出す仕組みです。

苔は風通しが必要だったり、日当たりが良すぎるとよくなかったり意外と難しい植物です。実はガジュマル盆栽の左右で日当たりが異なるのですが、苔もそれぞれ違う種類が生えているようなのです。

ちなみに今回胞子の芽を出していたのは日陰の方の苔です。苔は本当に不思議です。

2017年4月のガジュマル盆栽

ガジュマル盆栽肥料切れ

春のガジュマル盆栽です。

あれ?葉っぱが黄色い!これは肥料切れだー!

丈夫なので冬の間も少しずつ成長するガジュマルですが、冬の間は肥料をやりませんでした。そのため肥料切れをおこしてしまいました。

とりあえずハイポネックスの液肥をこれから2週間に1回くらいのページでやりますが、黄色い葉っぱが気になるのでばっさり選定します。

ガジュマル剪定

真ん中の枝だけ葉っぱを残しているのは、真ん中だけ枝が伸びていなくて不格好だったからです。それ以外は短く切りました。

同時に余分な葉っぱや細い枝も切って風通しをよくしています。

ガジュマルは丈夫な木なので、1ヶ月もすればもりもりと葉っぱが茂ってくると思いますよ。

2017年5月のガジュマル盆栽

ガジュマル

さて、先月の剪定から1ヶ月ガジュマルくんの様子です。

このとおり、みっしり葉っぱが生えています!しかも濃い緑色の青葉がいっぱい。25度以上の気温になるとガジュマルの葉は旺盛に育ちますので、これからまだまだ伸びます。

2017年8月のガジュマル盆栽の気根

ガジュマル気根
ガジュマル気根

今年の夏は気候がおかしくて、梅雨明け前は猛暑、梅雨明けしてから気温が下がり東京では8月18日連続雨降りという寒い夏になっています。

もちろん湿度は上がっているので、ガジュマルの気根には最適な環境なのですが、ちょっと心配していました。

が、お盆前くらいになってから急に気根を伸ばし始めました。気温が少し涼しくてガジュマルが成長しやすい暑さになったせいかと思っています。

どうですか、この気根の勢い、地を這う気根のたくましさ!


動画でも気根のはやし方を説明していますのでご覧ください!

2020年の様子は動画でご覧いただけます!